レッドリスト(絶滅危惧種)~オオカミ編~
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農耕民族である日本人は、昔から田畑を荒らす猪や鹿を害獣として扱う一方、それらを捕食するオオカミを山の神として敬ってきた節があり、アニメでもオオカミが”隣人”や”神様”として描かれたりしました。
しかし開国後に持ち込まれた西洋犬から狂犬病などが蔓延し、生息地も山間部の開発などが進みその数は激減。自動車との衝突事故も多く、さらに射殺も主な要因の一つになっています。
「オオカミは人間を脅かす存在ではない」ことを広げる活動も行っています。具体的な対策としては、子育て中の野生のオオカミに人が飼育した赤ちゃんオオカミを託す、難易度が高そうな試みですがなんと成功率はまさかの100%!成体で野生に放ったケースより圧倒的に生存率が高いとか。。
絶滅の危機からオオカミを救うのは、深く大らかな親の愛かも知れません。
✤ネイバー11月号より✤